TS125R チェーン交換② スタンダードだよ DID大同チェーン
ダイドーのスタンダードチェーン
左(旧Oリングチェーン) 右(新品、スタンダードチェーン)
いくらボロボロでもグリス塗りすぎだろう!いや粘度の低い油から入れていき枯れたチェーンに浸透させて順次グリスの粘度を上げていきました。それでも危なくて全開できません。
ディスクグラインダーで少しピンの頭を落とします。
ピンを曲げない無いように、カッターでチェーンをバイスします。
ここをしっかりくわえておかないとピンを曲げるかもしれません。よく通販の口コミですぐに曲がって使い物にならないと、苦情を書いてあるのを見かけます。自転車のものより簡単です。曲がるまで力をかけるのは相当の力です。チェーンカッターで切るのではなく手の感覚で切ります。感覚がわからなければ店に頼んだほうが安全です。
グラインダーで表面を削ったためピンの位置がわからないので、念のために細いピン(2.9mmφ)を使用します。そのためのキャップをメインボルトの先につけています。細いからと言って曲がりはしません。ピンボルトを軽く送ります。グ、ヌ。入りました。
入ったので穴の位置がはっきりしましたのでピンを一つ太いものにしました。
あとは、スーっと、ピンを送るだけ。抜けました。グラインダーをかけていない隣のピンは頭がついたままチェーンカッターでピンを送りましたが、頭を出しました。無理にグラインダーをかけなくても抜けるます。少し最初固いだけです。
ピンを抜いた写真です。昔のロード自転車は、この状態からまたコマ調整後に同じピンを打ち込んで再利用しました。考えると恐ろしいですね。シマノの自転車システムは、2倍の長さの新しいピンを打ち込んで、半分に割ります。バイクには関係ない話ですね。
ピンを完全に抜きます。
針金で古いチェーンと新品を連結。軍手の繊維でチェーンに毛が生えてます。
Oリングの分遊んでいます。
古いチェーンを抜き取り、新品を送り込みます。
ニシコリガンバレ
ピンと張っても1コマ届きません。
リヤシャフトの調整カムを緩めて、一コマつめます。ジョイントを入れます。
グリスをシュ。
クリップします。
入りました。
大同チェーンの説明書、要の部品は、やはり国産、品質で安心、日本語で安心。
チェーンの遊び調整 25-40mm(マニュアルの指示値)
30mm-35mm程度にしました。あまり詰めると、凸凹を吸収するときに、チェーンの遊びが足りなくなるといけません。大目が基本ですが、今後の伸びを期待して40mmにはしませんでした。しかし大同スタンダードはそうやすやすとは伸びないので私の走行距離ではこのままです。
アクセルグリップの遊びによる遅れとチェーンの遊びによる遅れとキャブの立ち上がりの遅れ、総合的に調整し、自分好みにするまでには、まだまだ時間がかかります。
お疲れ様、今日の立役者ですが、いつもは寝ています。国産ではありません。工具箱は多国籍軍。工具箱いくつあるんだか、を認識していない。
安物のチェーンカッターです。よくピンを折るという口コミを見ますが、使い方を完全に間違っていると思います。曲がるとは思えません。今回、グラインダーでそぎ落とした部分とその隣を細めの0.29mmファイで押してみましたが、どちらも押し出せます。下の長く出ているピンの左のピンは、頭を削らずに押し出しに成功しています。ピンが曲がるほど押したのではなく、最初に駒をカッターで固定していないために、ピンがむき出しにして押したのでは思います。板の柔らかく変形しやすい自転車のチェーンよりバイクのチェーンは合成があり、かえって簡単なくらいです。
遊びの調整、2目盛→1マイナス目盛 4ノッチ下がりました。
ゼロより張を増していき、1の手前にしました。3cm程度の遊びです。