パスハンター 塩之沢峠 と ブドウ峠
パスハンターという言葉がオートバイにも当てはまるかは知らないが、自転車でここを越すのはたいていのことではない。今夏、ブドウ峠を上っているときに、自転車とは一台しかすれ違っていない。長野側から群馬側に降りてきたロード自転車である。推測するに、十国峠を越して、午後ブドウ峠を越して戻ってきたのだろう。
と、人のことはともかく、オフ車にカメラを積み込んで、南牧村に向かう。
下仁田の道の駅で一休み。
マアルい、中庭がある素敵な建物で、お店が中庭を囲んでいる。
バイク置き場にも力を入れている。
屋根ありで、日差しで、シートが熱くなることもない。夕立の時も一休みできる。
下仁田を過ぎ、しばらく走る。
南牧村には、冬場上りやすい山がたくさんある。
その登山口のある一つの横道を左に入ると、延々と続く旧塩ノ沢峠が待っている。
峠の上を走っている御荷鉾スーパー林道に負けないくらいの長さの、九十九折れも素敵な上りの林道である。
車では、すれ違いがつらい道である。したがって、車は、塩之沢の新トンネルを通る。3.2kmのトンネルを通ると、旧道で走る時間と距離が嘘のように短くなる。やはりバイクは旧道をトコトコとゆったりと楽しんで上るべきである。
塩之沢峠のについた。絶景が待ち受けている。浅間山から浅間隠し山、妙義山、鹿岳(かなだけ)などが一望できる。
山深さに実感。中央右の双こぶの鹿岳の下あたりから、ここまで上ったのか。
この写真の左方向に進んですぐのところに、小さなトンネルがあり、そこが塩之沢峠である。塩之沢峠のトンネルからわずかに下ったところに、御荷鉾スーパー林道が直交している。山の上のまさに" 天空"の林道であり、距離も100km近くあり、スーパーの名に恥じない林道である。何とかラインとかの舗装路とは違い、部分舗装のナガーイ林道なのだ。
ちなみに、塩沢峠というのがその、スーパー林道にもう一つある。紛らわしいのでご注意。
御巣鷹方面に入る道を進む。ブドウ峠方向と最初は同じ太い道である。
その道を、途中、御巣鷹山方面とブドウ峠方面に分岐する。
ブドウ峠は、地図にはまともと書いてあるが、十石峠とさほど変わらない。
車で越すには不向きで、同乗者がいたら、すぐによってしまうかもしれない。
上るライダー。
ブドウ峠について、柏ナンバーのライダーさんと、上の山に少しのぼり写真撮影するも、わきの藪のほうで、何やら大きなガサゴソと動く気配。
熊では勝てないので、すぐにバイクのところに戻る。