単車で単写

バイクで時々の散歩の記憶

ダブサン オイルタンクオイル漏れ修理 W3 Kawasaki 650RS

オイルフィルターの交換、タンクの清掃後の試運転でオイル漏れが発覚した。

数十km走って、しずくがある程度なので、大事には至らなかった。

 

漏れの原因は、オイルパッキン(ドレンパッキン)の金属製のワッシャ―の選択のミスというか、相性というか、結果的によくなかったし、それを選択した自分のミスであった。

 

下の写真は、山の中の駐車場で一休みの時に撮った写真である。

右のサイドにあるタンクの下からの写真で、3本あるボルトの一番左がリターンのオイルホースの端面処理してあるバンジョーでそのバンジョーボルトから、少ししたたりが見える。ここはオイルポンプで戻されるため、油圧が上がる部分である。

f:id:pottering_potarin:20181020120054j:plain

 

ここから、下の写真のように勢いよく吹き出したら走れなくなるが、幸いに30kmほどを走れたわけである。軽井沢から鬼押し出し園に上がった時は、オイルではなくガソリンが、下のような状態で、火災、爆発の危険があったわけであるが、幸いにも助かった。キャブ車はいやである。旧車もいやである。

f:id:pottering_potarin:20181020120606j:plain

 

さて、土曜の午前中メンテに入る。対策のパッキンは届いている。

右のフット部のシフトのリンクとキックアームを取り外す。

f:id:pottering_potarin:20181027100221j:plain

 

真ん中のボルトはオイル抜きのドレン。これを緩めたところ。

今回の失敗は、銅製のパッキンを用いたことが一つ大きな理由である。

正直に言うと、安い、固めの銅のパッキンを用いた為、締めた時のつぶれる手ごたえが良くなかった。トルクレンチは用いず、塑性変形を感じながらドレンは占めるわけであるが、固く感じた。その感触は、後から正直にオイルにじみとなって表れた。

f:id:pottering_potarin:20181027100442j:plain

 

これが、安いので、125ccのオイル交換に使っているストレート製の銅ワッシャである。

125は、回転が上がりっ放しで走るので、オイルの寿命は短い。しかし高くはない。ジェベル125は1リットルもあれば十分だからだ。そんな頻繁のオイル交換には、このストレートブランドは安くて便利だ。

f:id:pottering_potarin:20181029135131j:plain

10個入りなので一枚100円しない。時々5枚しか入っていない場合もあるが。それでも面倒なので返品しない。

 

そこで、今回は、銅製からアルミ製に変えた。

締めるときのつぶれ具合は、銅よりはっきりつぶれる感じが、手に伝わる。銅も高いものは、柔らかだが。

 

今回のアルミワッシャ―であるが信頼のブランドのデイトナ製である。

それも、アルミのワッシャ―の両側にコートがしてあるものをデイトナ製であるので、信頼性も高いので購入した。

 

こちらも1枚60円程度と高くはない。下の写真の黒いワッシャ―である。内径12mm。トヨタ車ようです。このコートの効果は言うまでもなく、キズなどがあっても食いつきます。銅、アルミ以上の密着力です。密着面に樹脂がコートしてあるということです。

f:id:pottering_potarin:20181027100909j:plain

 

 

さて以下メンテ記録。

オイルを抜きます。先週入れたばかりの、TAKUMIの旧車用オイル2.5リットルが、無駄に。まさにフラッシングオイルで、100kmも走っていません。が、エンジン側が抜けないため、一部の古いオイルは、残るのがW1,W3です。

f:id:pottering_potarin:20181027100609j:plain

 

下から、見るとドレン穴の端面が汚いことがわかります。これもここは漏れていませんが、よくないので、今回は、オイルストンで少し研磨しました。

f:id:pottering_potarin:20181027101615j:plain

 

デイトナ製の#400番です。中目です。

f:id:pottering_potarin:20181027101455j:plain

 

磨いた差はわかります。柔らかめのオイルストーンで、石のほうが削れます。

もう少しかたいほうがフラットが出しやすいので心配がないのですが。

f:id:pottering_potarin:20181027104923j:plain

 

バンジョーの端面も磨きます。計7面を磨きました。

f:id:pottering_potarin:20181027102647j:plain

 

今回は、完璧というか、心配なくボルトを締められます。完了。

f:id:pottering_potarin:20181027112015j:plain

ドレンは、新品のカッパ―を入れました。両サイドのバンジョーと比較すると、やはり締め味は固く、コート品のアルミワッシャとは大きく手ごたえが違います。

 

シフトリンクとキックアームを戻して、新品オイルを入れて、少しエンジンを回しましたが、明らかな漏れはないようです。

f:id:pottering_potarin:20181027112131j:plain

 

 以上。

 

午後は、佐久まで、生酒、新種の買い付け。のんべーいやですね。