御荷鉾スーパー林道 TS125R 試走②ダート 雪が降る前に♪
11/20には、TS125Rの試走を行った。
今回、11/23は雪が降る前にスーパー林道、2連ちゃん。
バイク屋さん(上田Hiros)から納車で持ってきた時から比べると、調子が良い。
なぜなら排気デバイスの簡易清掃で排気バルブがまかりなりにも動くようになったためである。もちろんくるっていたタイミングも調整した。
11/20には、下仁田町の街の中には、ガソリンスタンドがないことが分かった。コンビニでそれを聞いて、7km西のスタンドまで駆けたが、大きなスタンドは日曜は休日でガソリンが補充できなかった。町から東へ10kmいかないともう一つのスタンドまではたどり着かない。西のスタンドから17kmもある。それで、下仁田町まで7km戻り、山中に入り塩之沢峠をのぼり、八倉峠まで舗装されたスーパー林道を走り下った。案の定、ガス欠となり予備タンに切り替え、何とか道の駅下仁田まで戻り、一休みして近くのガソリンスタンドに行った。これが下仁田町から東に10kmのところにあるスタンドだと思うが、下仁田町の方々は、街の中では生活が充当されないのだ。
さて時間切れで夕刻となった11/20に続き11/23にはダートを走ってみた。
結果は、さすがに鈴菌絶滅2stオフロード車というべきもので、125ccという排気量にも関わらず、爆走してくれた。ジェベルとは比べ物にならない速度で、凸凹道を飛んでいった。
今回は下記の御荷鉾スーパー林道の全域70kmのうち中間の未舗装部分を走ってみた。
塩沢峠(しおざわ)~八倉峠(ようくら)が未舗装部分で、そこから塩之沢(しおのさわ)峠までは舗装してある。同じような名前の峠の間を試走した。
塩沢峠から西に少し入ると管理小屋がある。ここから八倉峠までは11kmほどのダートが続く。そこから舗装路が塩之沢峠まで約10km続く。スーパー林道の中核部である。
それもひどく深い轍というか、雷雨などで掘られた30cm~60cm程度の深い溝が蛇のように道路をうねっている。試に前輪を入れてみたところ大変なこととなり、溝の中を走って脱出することとなった。ジェベルより車高の高いTS125Rはほとんどモトクロス車に近く、人間の技量以上に凸凹を吸収し、勝手にバランスをとり、曲がりたい方向に曲がって、ダートを30-50km/h程度で軽く駆け抜けた。後輪は右にも左にも簡単にスライドして、コーナーを曲がる。オフ車ならではの操作性である。特に前乗りにするとすっと曲がる。ダートを曲がれないで膨らんでいく怖さがない。
写真.1 塩沢峠からの秩父連山
ここは好きな景色の一つである。北からみた山並みは影となり、いつも青く見えて、くっきり見えたことはない。しかし、一望できるのである。
自分は右手から富岡市、小畑、秋畑を経由しここまで登ってきた。右の車は多分、藤岡から日野を経由して上ってきたと思われる。
写真3. 御荷鉾スーパー林道のダートの入り口、森林公園の管理小屋
気さくな職員が、説明をしてくれる。
写真4.ダート、落石注意、大きいですね。まともにあたるとバイクは大破します。よそ見厳禁。
写真5. ダート、まだ走りやすいフラットなトラック
写真6. そろそろナチュラルトレンチがうねうねと出てきました。
これでハンドルを取られたら、最悪転倒、骨折注意。
写真7. トレンチは端にあるとは限りません。雨水が掘った天然の側溝、曲がっています。これを読みながら走ります。
しばらくさらにひどいダートを走る。写真は撮り忘れて、走る。
写真8. 熊笹が出てきました。ダートもそろそろ終わり八倉峠に近づいてきたか。
写真9. ガレ場が時々あります。
写真10. 八蔵峠につきました。11-12km程度ありますが、あっという間に走り終わりました。(森林小屋からの距離で、それ以前も足すとダートは15km程度)
途中、森林公園の見回りの車両ともう一台すれ違っただけです。
あまりスピードを上げると、衝突します。
ここから、舗装されたスーパー林道を走り、塩之沢峠を目指します。
その前に、八倉峠の崩落地に進みます。
写真11. 八倉峠崩落地です。向こうのガードレール側から、こちら側に、右手の山をパスしてきました。
といっても林の中を走ったのではなく、右手の山の右のほうに迂回路があります。
写真12. 崩落地からの景色
写真13.崩落力の景色2(浅間山) 浅間山の左の外輪山がよく見えます。
今回、一眼レフではなく、コンデジで、写真の質が悪いのですが、すごい迫力です。
写真14. 崩落地を後にして、塩之沢峠を目指します。
この区間は舗装されていますが、走りやすい曲りが続きます。走りも楽しみですが、なんといっても展望台が一番の楽しみです。
写真15. 展望台からの景色。
写真16.展望台からの風景(パノラマ)
写真17.塩之沢峠に到着
写真18. おまけ、南牧村におりました。
いつも通りに信濃屋さんで、ごぼうっ葉餅を買いました。それと、ゆず最中も二個。
無添加のお菓子ですので安心して食べられます。
味は、夕までもなく人気商品で、よく売り切れます。売り切れ注意。
橋のたもとの店ですのですぐわかります。
写真19.おまけ、過疎地、南牧村にはこんな懐かしい風景もあります。
アーチ形の鉄筋コンクリートの橋です。歩行者のみ通れますが、わたらずに一つ上の橋から撮りました。
写真20. チェーンは、Oリングが傷んで、切れてOリングが抜けてしまっていて、それでOリング2本分のチェーンの左右の遊びができ、コマが左右に動きます。距離は走っていないバイクですが、20年の年月を語っています。
バイク屋さんは販売時には交換しませんでしたが、安全のために自分で交換が必要と判断しました。Oリングのないスタンダードチェーンのほうがむしろ無難ですし、フリクションロスも少なくて、しかも安価ですので、その分早めに交換してもコストは同じです。注油はまめにするほうなので、スタンダードチェーンが私には似合っています。
今回のスーパー林道の試走できれなくて幸いでした。帰宅の10km前では、チェーンから異音がし始めました。切れることはないと思いましたが、負荷をかけずに走ってきました。
帰宅後の点検では、チェーンの切断かけた個所はありませんでしたが、
危険ですので、やはり次回の走行までに交換です。
古いバイクを買いましたので、メンテの楽しみは尽きないようです。バイク屋さん、最低のメンテで納車していただきありがとうございました。この冬半年は楽しめそうです。来シーズンには、錆錆ながら、調子のよいバイクに若返る予定です。
舗装路に、ダートにTS125Rのポテンシャルの高さを知った一日であった。