単車で単写

バイクで時々の散歩の記憶

中禅寺湖 ヒメマス 解禁 なるか

ヒメマスを食べるために漁に何十年と中禅寺湖に通っていた。
大きな錘でボートで餌をつけて、釣るので釣り味悪いが、魚の味は良い。

まさに、漁である。

それが2011年から一変した。
東電原発メルトバック事件である。世界的に見ても恥ずかしい管理体制であった。


その日、自転車ではしるときに、東風で、時々、目に刺激がある雨粒というより霧滴であった。ワタクシは職場では、メルトバックを予測し発言したが、だれも取り合ってくれなかった。カンは当たったし、実際に目にも入った霧つぶのいくつかは刺激があった。

その年の夏、2011は500ベクレルと上限が甘く、ヒメマス、本ますを食べた。

 

以後、中禅寺湖の魚は、持ち出し禁止となった。
2012年から100ベクレルと規格が下げられて、食べられなくなって、2016年に至っている。


中禅寺湖のボート係留は10万円/年と高い。私も寄付し続けている。食べるためなので、キャッチ&理リリースなど納得できない。隣のボートはすでに姿を消している。

しかし本当に困っているのは、釣り人ではない。
漁協、民宿である。商売あがったりである。


ヒメマス定食が3000円する高級な食材がヒメマスである。
名物の少ない栃木では、なおさらである。

漁協に対する、東電の保証は、すすめの涙だそうで、漁協、民宿もやっていけない状況が5年も続いている。もちろんボートを渓流している釣り人には、釣りはできないが、係留料金を払っている。5年である。何十万円の単位で。


しかし、下記の調査結果を転記したが、すでに100ベクレルを下っている。
2016年は、いけると思ったが、今年の漁協の通知では、持ち帰りはできないらしい。

いったい、いつになったら、ヒメマスを食べられるのであろうか。
実際に反対しているのは、東電ではなく、原子力委員会のようである。


100ベクレルをさらに下げようとしているとのうわさも耳にした。

 

2011年に500ベクレルの規制値であったことを考えるとデタラメとしか言いようがない。


それでも、福島の皆さんのことを考えると、わがままな自分に自省するが、年は待ってくれない。

群馬の渓流魚も山菜もまだ駄目である。
中禅寺湖はましと思う。キャッチアンドリリースではなく、レイクとブラウンは、処分したほうが良いと思う。
大型魚で、ヒメマスを食べつくし、そして死んでは、大型の体に濃縮されて放射能を湖底に再度沈殿させるからである。大型魚は東電が買い取るのというのはよいアイディアではないか。放射能の濃い頂点の魚であるから。
ちなみに、かつては、中禅寺湖で、ヒメマス漁をしていて、たくさん釣れると、キロ2700円で民宿に売れるのである。
そのヒメマスをレイクトラウトは毎日10匹単位で食べるのである。ヒメマスのエサは、羽虫とプランクトンであり、それをレイクトラウトの体に濃縮されるのである。


以下、参考。
成27年度の放射性物質モニタリング検査結果
46ベクレルでなったのに何で解禁しないのだろう。
おじさんがたまに食べて死ぬ量ではないのである。
今年も、海に釣りに行くしかない。

原発とは、げに恐ろしや、日本の原発
ちなみに岩盤の強固なスェーデンは、国民も認めている。


NHKのアーカイブでは、福島原発の設置時には、地面を30メートルも削って海面付近まで下げた放送があった。大津波の起こる日本では、人知は及ばないものである。東電FTA,FMEAは公開されるべきと思う。

 

悲しい科学立国日本になった。科学とはいったいなんだろう。国民が幸せになるためのものであって、自動車会社と東京都が、電気をノーテンキに使うための原発なのか。

他方、古い車を大事に乗ることで、節電になるが、税金は逆に上がる。泣く泣く買い替えることとなる。たまに乗る車は買い換えないほうが良いと思うのだが。

 

(天然魚)                                            (単位:ベクレル/キログラム)          

    採捕日放射性セシウム
合計134137
鬼怒川
水系
中禅寺湖 日光市 中禅寺湖
漁協
9月16日 46 10.4 35.8