多胡神社
歴史の教科書に、"多胡碑"なる石碑が載っていた、と記憶している。
以前、チャリで見に行った。人間の背丈程度の四角い石と覚えている。
今日は、PentaxK10D, タクマー28mmf2.8とCasio
多胡碑には、羊太夫なる人物が、片岡郡、緑野郡、甘楽郡から300戸をもらい第四番目の郡、多胡郡の長となったことが記されている。片岡、緑野、甘楽はどれも地名、ゴルフ場の名前に1000年以上たった今も使われている。しかし今、多胡郡はない。
羊太夫は、711年に朝廷より領地を賜り、10年後の721年には、討伐された。討伐に派遣されたのは広島かららしい。
和同開珎もこの人の貢献が大きい。日本での銅の採掘がはじまり、その後、朝廷からは用無しになったということか。羊太夫討伐後に、多胡姓は安中方面に逃げたようで、安中、榛名には今でも、羊神社、多胡神社がいくつかある。
今日は、建国記念日で、神様が日本をコネコネして作った記念日のようである。バイクに乗り、榛名にある多胡神社を訪ねた。烏川の河岸段丘の南岸の崖の上を東西に走る県道沿いにそれらしき石柱がありバイクを止めた。Dの自販機が目安である。
通りがかりの聞くと、羊様とのこと。
ひつじさまは、この小さな丘の小道をあがる。
先週の安中市中野谷の羊神社に続き、ひつじ年に上がる羊様詣そのⅡである。
すぐに神社が見えてきた。小さな神社である。
高崎市の吉井町の多胡碑と同じ漢文が彫られている。藤原宗勝公の記念碑はここにもあった。
馬頭観音が途中の階段の右手にある。
如意輪観音? ネガ風に撮影現像。pentax好きですね。なんとM42で撮れます。
建国記念日に、数多い日本の神様の一つを訪ねた。それも、いくつかしかない。
福寿草がきれいに咲いているとは知らずの参拝。
何十年前のレンズで、マクロレンズを使わずに、マクロ撮影できた。
Pentax K10D , タクマー28mmf2.8+tube
バイクに古いデジイチを積み込み、レンズはさらにM42の古いフィルム用を2本引っ張り出して十分に柔らかな写真の撮影を楽しんだ。
和同開珎を作った羊太夫(藤原宗勝公)に、今更ながら敬意を表します。
1300年もたって、なおまつられています。