単車で単写

バイクで時々の散歩の記憶

ひつじ年 羊神社初詣

 羊神社は、ひつじ年で12年ぶりに混雑であろうと推測し、2月に入ってから温かい日をみてバイクで参拝した。実は初詣である。今年初ではなく、初めて行ってみたということである。名古屋にもあるが全国で二つだけのレアな神社。

 安中市のはずれまでは、この冬にバイクでは寒いわけであるが、幸い昨日も今日も暖かかった。といっても、バッテリーがしばらく乗っていないので上がり気味で、30分ほど充電し、バイクにまたがった。やはり車では味わうことのできない感覚である。最近の乗用車は、一昔前のスポーツカーよりハンドリングも、馬力も、ブレーキ性能、タッチも上で、さらに燃費も良い。速度も、下手なバイクより早い。しかし、自転車やバイクには、車にない何かが存在するとおもう。タイヤ二本ならではの空を飛んでいるような感覚の何かが。

 

 さて、羊神社であるが、あるのは知っていた。が、どうも見つけにくいらしい。駐車場も小さいらしい。もちろん神社も小さい。社務所もないし、お札も売っていない。実は、近所の咲前(さきさき)神社が、扱っているということが行ってみて分かった。今日はカシオのGPSロガー付カメラで撮影。デジイチはおいてきた。

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わかりにくい道順であるが、幸いにのぼり旗が県道から神社まで誘導してくれた。

農家の合間を進むと、こんもりとした森が現れた。

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鳥居は古いが、神社は建て替えたようで新しい。

 

羊が狛犬の後に鎮座している。ちょっとかわいらしい "こまヒツジ" 達である。

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この羊のご利益は、薄くなった髪の毛がもさもさと生えるとのこと。石なのに素晴らしいもさもさ感。

そんなことあるメェーと聞こえてくるような気がしますが、とりあえず賽銭と参拝。

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この神社がなぜ羊かというと、歴史の教科書にある群馬県吉井町の多胡碑に書かれている羊太夫(藤原宗勝)を祭ってあるからである。羊太夫て誰かというと、和銅を採掘し和同開珎を作った人のようである。神社の鬼瓦の家紋も何となく羊に見える。

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愛車、オフ車にスリックタイヤ。コーナーもすいすい。

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多胡碑とはいにしえの多胡郡にある碑であり、羊太夫が納めていた土地である。

そこから、安中と榛名に逃げ延びた一族が、神社を作った。

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家来、子孫が安中市中野谷に田をおこし住み着いたようである。

 

この地はまた世界遺産になった富岡製糸でもわかるとおり養蚕が盛んであったので

絹笠明神が祭られている。

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